売り手も買い手も双方に適用されるインボイス制度 対策準備は大丈夫でしょうか?
<インボイス制度とは>
インボイス制度(適格請求書保存方式)とは、適格請求書(インボイス)と仕入税額控除に関するルールを定めた制度です。
軽減税率の導入に続き、2023年10月に導入されます。
インボイス制度が始まると、買手が消費税の仕入税額控除を行うとき、売手が交付した適格請求書の保存をしなければいけません。
インボイス制度のポイント
- 適格請求書発行事業者は消費税及び地方消費税の申告義務が生じる
- 適格請求書発行事業者だけが仕入税額控除できる
適格請求書発行事業者になるべき事業者
準備ポイントは3つ
導入経費を抑えるためのおすすめ公的制度①
IT導入補助金
インボイス制度の対応を見据えた会計ソフト等のITツール導入をこれまで以上に促進するため、補助率の引き上げ、クラウド利用料の2年分の補助を実施する予定です。最大350万円のITツール導入補助に加えて、PC、タブレット、レジ等の購入も支援するとしています。
インボイス枠を使ったおすすめ公的制度②
小規模事業者持続的発展支援事業(持続化補助金)
持続化補助金は小規模事業者が経営計画を策定して取り組む販路開拓等を補助するもので、「インボイス枠」として、免税事業者から適格請求書発行事業者(インボイス発行事業者)に転換する場合、補助上限額が100万円に引き上げられます。補助率は2/3です。
インボイス制度に対応するにあたり、必要に応じて請求書の作成システム、受発注システム等の改修が必要になることもあるでしょう。
制度導入にかかるコストをできるだけ少なくするために、こうした補助金制度を上手に活用することをおすすめします。
- 2024.08.20
- 中小企業者の設備投資などをサポート 経営力向上計画で「稼ぐ力」をアップ!
- 2024.08.20
- 従業員の人材育成、スキルアップに活用できる人材開発支援助成金を活用しませんか?
- 2024.07.12
- 要件や利率が緩和されて使いやすくなった 新型コロナ対策資本性劣後ローン
- 2024.07.12
- 公募スタート!売上拡大や生産性向上を後押し 中小企業省力化投資補助事業
- 2024.06.14
- 幅広い方の創業・スタートアップを重点的に支援!日本政策金融公庫の創業融資制度
- 2024.06.14
- 事業再構築補助金の第12回公募開始!変更点やポイントを解説!
- 2024.05.14
- 事業計画の作成に補助⁉ 早期経営改善計画策定支援
- 2024.05.14
- インボイス対応に活用可能! 安価なツールにも使えるIT導入補助金
- 2024.04.17
- 中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援 業務改善助成金活用しませんか?
- 2024.04.17
- 中小企業の資金繰りを改善すべく「約束手形」決済60日に短縮・廃止へ